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学生部、来春まで移転 学生センターも文学部東館へ

2009.06.23

学生部などが入居する建物が、耐震改修工事を受ける。これに伴い6月中に、学生部学生課と学生センターは文学部東館へ、学生部入試企画課は総合研究2号館へ一時移転する。

同建物は、第三高等中学校が大阪から京都に移転してきた1898(明治31)年に建てられ、2階部分が1922(大正11)年に増築された、京都大学でも古い建物。当初は物理学実験所として用いられ、ノーベル賞を受賞した湯川秀樹・朝永振一郎・福井謙一の各氏もここで研究活動をしていた。1947(昭和22)年から1951(昭和26)年までは京都大学新聞社の事務所も置かれた。

施設環境部によると、老朽化が進み耐震面での不安があることから改修を決定したという。歴史ある外観を保存するため、法経本館を改修した際と同じく、内部を補強する。

一時移転の引越し作業のため6月22日から30日にかけて、学生部と学生センターの窓口は休業する。緊急用件の連絡先は22日~26日が753・2505、27日~30日が753・2504。耐震工事は移転を終えしだい開始し、今年12月には入試企画課が、来年の4月までには残りの全ての部署が戻る予定。