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Topic’09 タケノコ掘りで竹林保全 桂でボランティアイベント

2009.05.16

5月10日の日曜日、京都大学桂キャンパス裏の竹林で『竹の環プロジェクト』と題した竹林保全ボランティアイベントが行われた。参加者は147人。筍掘りと竹の間伐を通して、竹林管理の重要性を知ってもらうのが目的である。竹林は自然状態のままでは外に外にと広がって行こうとし、地震の際には地滑り等の原因になるため、人の手による管理が必要とされる。またこのイベントは京都大学だけでなく、社団法人京都モデルフォレスト協会や住友生命、京都府も主催しており、官民一体型の環境保全活動のモデルケースである。

今年は豊作だった様子で、参加者は各々スタッフの指示に従い、苦労しながらも次々と筍を掘り出していき、その度に歓声が上がった。収穫した筍はその場で調理され、試食会が行われた。自分で苦労して掘った筍の味は格別で、どの料理も大好評だった。

参加者の一人は「適切な指導のおかげで上手く掘れて、とても楽しかった」と語った。一方主催者側からも「今年は去年よりはるかにたくさんの一般の人が参加してくれたので、非常に嬉しい」という声があがった。いっぽうで、今回のイベントには京都大学関係者の参加はなかったので、次回の秋の竹林間伐活動にはぜひ参加してほしい、とも話した。

《本紙に写真掲載》

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