ニュース

喜びの日は、親泣かせ? 「みやこめっせ」で入学式

2009.04.22

4月7日、2009年京都大学入学式が京都市勧業館「みやこめっせ」にて行われた。留学生を含む学部生3006名が入学した。午後には大学院の入学式が行われ、修士課程2250名、専門職学位課程352名、後期課程903名が入学した。式辞を述べた松本紘総長は、自己を確立しつつその自分自身を信じるという意の四字熟語「自鍛自恃」を引用し「多くの人との出会いを大切にして彩り深い人生を目指してほしい」と締めくくった。

会場は主催者の予想を超える大賑わいで、親子三代で詰めかける保護者も少なくなかった。当初用意された座席はすぐに埋まり、家族の多くは立ち見を強いられた。例年、入学式後には学部ごとでガイダンスを行うのが恒例となっているが、今年は外部施設での開催だったため式典後間もなく新入生には大掛かりな移動が待っていた。法学部や農学部など一部の学部ではシャトルバスを手配するほどだった。医学部医学科に入学したある新入生の親は、「上の子も京大生だが、前はここまで忙しくなかったのに」と戸惑いながらも晴れの日を喜んでいた。



《本紙に写真掲載》