「未来フォーラム」万城目氏講演から(2009.03.16)

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京大出身の万城目学原作「鴨川ホルモー」が4月18日に全国の映画館で上映される。その事前講演として万城目学の講演会「小説家という仕事」が、2月9日に時計台百周年記念ホールで開催された。

(万城目氏)
小説を書き始めたのは3回生の秋。大学に入れば何かやりたいことがみつかるのだろうと思っていたが、見つからずにいた。ふっとそこで「こんな自分は今しかいない。この自分を今書いておかなければこの気持ちはずっと忘れたままになってしまう」と思ったのがきっかけです。

そうして350枚分の話を書き上げ、友人に見せ「きもちわるい」と言われたのを覚えています(笑)。それも当然。自分、友人そっくりな人物を登場させて、カラオケに行ったり、悩みを話し合ったりしているような話でしたから。その後、就職した後も小説を書き続けたけれど、書く時間がなくて結局仕事を辞めました。10作品ほど書き、新人賞に応募しましたが、1つも1次審査を通らなかったんです。そしてもうこれで最後だと書き上げたのが「鴨川ホルモー」でした。この作品では、今までの暗い話から明るい話へ、自分モデルの主人公をやめたりと作風を一変させました。ホルモーを書くまで7年かかっていて、それまでは自分にとって大事なことを小説に書き続けてきました。それを続けている内に大事だったことがどうでもよくなり、独り善がりなものが落ちていったんでしょうね。

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