成果第1号は京大マンガ 京都精華大と連携協定(2008.10.01)

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京都大学は9月17日、京都精華大学と連携協定を結び、成果の第1号として京大を紹介する漫画「MANGA Kyoto University」が披露された。両大学の学生・教職員が作ったもので、京大での研究生活などを描いた短編漫画が6本収載されている。漫画プロジェクトの過程で連携協定へ話が発展し、調印に至った。

漫画プロジェクトは尾池総長(当時)の発案で2006年8月から進められ、両大学の学生や職員が研究室に取材しストーリーを考えた。科学研究が身近でない一般市民にも、興味をもって読んでもらえるよう配慮した。竹宮惠子・精華大マンガ学部長の指導のもと、精華大の学生が漫画に起こし、京大側の意見も交えて試行錯誤して完成した。冒頭には竹宮氏が全体案内の漫画を描いた。冊子はA5判で全208ページ、初版1万部。予備校、京都市立の小・中・高等学校、公立図書館などに無償配付する。非売品。

漫画について、尾池和夫・総長(当時)は「京大を見る人の幅を広げたい」。編集長を務めた鈴木晶子・教育学研究科教授も「難しい研究内容を簡単に伝えるということほど難しいものはない」「研究者・研究室から伝わるエネルギーが、ストーリーとなって結晶した」と話す。週末こども博物館の漫画に関わった中川千種さん(情報学研究科D3)は「言いたいことが伝わるか不安だったけど、精華大の学生さんが良いネームに仕上げてくれ、楽しく作業できた」。ⅰPS細胞の漫画に関わった高橋洋一さん(教育学研究科D3)は「何でも治せると過度に伝わってしまう側面があるなかで、正確に事実を伝えることが難しかった」と振り返る。

また漫画制作の過程で、もっと広範に両大学が連携できるのではと協定の話が持ち上がり、学内手続を経て漫画の披露と同日に調印することになった。京大としては、広報などで精華大学のソフトパワーを借りるのが狙い。

協定について尾池和夫・総長(当時)は、自由・自治の学風を両大学が共有していることを挙げ「大学というのは、色んな人に中身を見てもらうのが大事。マンガは新聞などと同様に重要な情報発信の手段で、ちょうどご近所にそういうことを広め、やっている大学がある」と話す。

島本浣・精華大学長は、外部への情報発信に消極的なイメージが京大にあったが「非常に嬉しく、見直した」と感想を話す。また「漫画やアニメは表現媒体であると同時に、何かを世界へ伝える大きな武器でもある」とアピールした。

(本紙に写真掲載)

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