第1回エポック前夜 -原点回帰的村祭-(2008.06.16)

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6月6日(金)から6月9日(月)にかけて、自治や自治空間を再考する試みとして『第一回エポック前夜 原点回帰的村祭』が開かれた。上述のコンセプトを掲げ、時計台前から、吉田寮、西部講堂、再び時計台前へと場所を移しながら4日間にわたって座談会や上映会、自治団体の紹介のほか多彩なライブ・芝居などが行われた。

主催は、呼びかけに集った有志らエポック前夜実行委員会。吉田寮、西部講堂連絡協議会、文学部学友会、農学部学生自治会、nuito(吉田寮発のバンド),unionエクスタシー、unionきりんなどが参加や協賛をした。
各会場では、芝居やライブ、セッションなどが催され、ビールやカクテル、手作り料理の飲食ブースが出店、参加者はくつろいだ雰囲気だった。ライブなどの演目の幕間には、吉田寮や西部講堂連絡協議会など「自治空間」を運営する団体の歴史と現状を紹介する時間が設けられた。学部自治会からも文学部学友会と農学部学生自治会が展示・紹介を行い、より多くの学生の積極的参加をアピールした。

座談会は二日に渡って行われ、初日の演題は「大学の構成員と考える、法人化後の大学」。「フンボルト理念」をテーマに、学生や学生部職員、非常勤講師や他大学の教授らが、特に法人化後の大学のあり方について語り合った。吉田寮食堂で行われた二日目の座談会は、「こんにちは!場所」と題して、自治とは切り離せない「場所」の問題について主催者側から問題提起がなされた。議論は特に、同じ場所を共有して生活する際にどうしても生じてくる小さな軋轢の対処などについてなされ、参加者の経験に基づいた意見が交わされた。話題は自治そのものの現状などに拡散していき、最終的にパネリストと観客が会場内に入り乱れて話をする状態に至った。

上映会は、『山形大学が裁かれた日』(01年山形大学廃寮の際に、大学側が反対する学生相手に泥棒を侵し、さらに無実の学生を告発した「泥ウソ事件」。これに抗して学生側が大学を相手取って起こした国家賠償請求訴訟(05年学生側一部勝訴)の判決の日を扱ったドキュメンタリー映画)が上映された。その他、京都精華大学における学費値上げ反対闘争のアピールなども行われた。
 
今回のイベントを通して会場で起こっていたこと、それは参加者同士の交流ではないかと記者の目には映った。それは異なる自治団体の間の交流のみならず、自治空間という場所に係わる人たちと、普段そうした場所に足を踏み入れたことのない人たちとの交流、また大学職員と学生たちの交流という意味である。自治空間は概して蛸壺化しがちと言われる。その点で、職員を含めた様々な参加者がそこかしこで議論をしているというのは新鮮な印象だった。祭りを通して行われた交流が今後どのように発展するのだろうか。期待したい。(ぞ)

《本紙に写真掲載》

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