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京大医学部附属病院は10月27日、研修医のパソコンが一時的に乗っ取られていたと発表した。研修医は院内規程に反して患者の情報を保存していたが、乗っ取りによる不正アクセスや情報漏洩は確認されていないという。病院は関係する患者168名に文書で謝罪した。

研修医は8月、業者をかたる詐欺にあい、私用のパソコンを約45分にわたって遠隔操作された。病院が報告を受けて確認したところ、研修医が勉強のために個々の患者の情報を当該機器から閲覧できる状態にしていたことも判明した。病院は、個人情報に関する院内規程に反するとして研修医に厳重注意した。報道発表のなかで「全職員への指導を今一度徹底する」と表明している。