コロナ下で楽しむ、食欲の秋。(2021.10.01)

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朝夕に吹く風が、いつの間にかひとすじの涼しさを含んでいる。秋の気配が漂い始めた。コロナ禍の夏休み、思うように楽しめず燻る感覚を抱えたまま、夏の終わりを迎えた人も多いのではないだろうか。

だからこそ、秋を思いっきり満喫しよう。暑さが薄れるにつれ増す食欲を抑える必要はない。今回は京大周辺で、テイクアウトに対応した飲食店を紹介する。感染リスクを避けながら、美味しいものを存分に味わえば、心づくしの秋を前向きに楽しむことができるだろう。(編集部)

目次


    麺屋 聖 ~kiyo~
    無添加たこ焼き こはく
    吉田チキン
    こあの助
    Burg×Burger
    セカンドハウス ケーキワークス
    五十碗四川刀削麺
    喫茶フィガロ
    さるぅ屋
    福到 FUDAO
    キッチンくじら
    龍門 ​

麺屋 聖 ~kiyo~

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【たっぷりの具材が見た目にも食欲をそそる】

ガラス張りのモダンな外装が目を引く「麺屋聖~kiyo~」は、叡電一乗寺駅付近のラーメン激戦区のただ中にある、醤油ラーメン専門店だ。烏丸御池で行列を作る「麺屋優光」の姉妹店として、2018年10月に開店した。今回はテイクアウト限定のまぜそばを味わってみる。直接店に赴いて注文すると、10分ほどで作ってくれた。

黄金色の麺の上に、サイコロ状のチャーシューや煮卵、メンマとたっぷりの白髪ねぎが乗っている。ふたを開けると、炙りチャーシューの香ばしい薫りがぷんと漂ってきた。期待に胸を膨らませながら、底に入っているたれをしっかりと絡めていただく。魚介のだしの風味とコシのある麺の相性が素晴らしく、白髪ねぎの辛味が味全体を引き締めていた。チャーシューはもちろん、黄身がとろける煮卵と大ぶりのメンマが非常にボリューミーで、十分に食べ応えがある一品だ。

「麺屋聖~kiyo~」は木曜が定休日で、餃子などのサイドメニューもテイクアウトすることができる。さらなる満腹感を味わいたいなら、まぜそばと合わせて楽しむのも一興だ。(凡)

麺屋 聖~ kiyo~
京都市左京区一乗寺払殿町48コーポ吉沢
まぜそば 850円

無添加たこ焼き こはく

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【ソースがたっぷり染み込む】

高野の交差点に今年7月にオープンした「こはく」は、たこ焼き屋らしからぬ穏やかでスタイリッシュなたたずまいである。オーガニックや添加物不使用の材料にこだわり、メニュー表には食材ひとつひとつの産地まで明記されていて安心だ。じゅうじゅうと音を立てる鉄板の前で長考した結果、4つあるメニューの中から「ソース」を選ぶことにした。

家庭用のたこ焼き機で作ったものよりもふた回りほど大ぶりだ。半分に割って口に入れると、生地がふわふわと優しくとろけた。何より驚くのは中に入っているたこである。しっかりとした弾力があり、噛めば噛むほどその甘味が口いっぱいに広がった。幼少のころから引きずっていたたこへの苦手意識が払拭されるほどのおいしさだ。京都の老舗「ヒロタソース」をベースにしたというソースはあっさりしていて、ボリューミーなたこ焼きとの相性が抜群である。

ほかにも「だし醤油」「塩ごま油」「ゆず胡椒ぽん酢」の3メニューがある。定休日は木曜日で、通常の営業時間は11時から20時まで。身体に優しい京都のたこ焼きをぜひ堪能していただきたい。(凡)

無添加たこ焼き こはく
京都市左京区高野東開町11の1
ソース 6個 600円

吉田チキン

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【チキンは手掴みで豪快に行きたい】

こちらが吉田チキンの名物ローストチキン、サルサソーストッピング。チキンの全身を豪快にローストしてあり、お肉の食感はジューシーで、皮目がパリッとしている。チキンには単体でもスパイシーな味付けがされているが、トッピングで注文したサルサソースとの相性も抜群だ!他にも、吉田チキンライス、吉田キーマカレーなどのご飯ものや、ローストチキンをふんだんに使ったサラダ、合鴨のスモークなどアラカルトもテイクアウトできる。

お値段は半羽4ピースで870円、一羽丸ごとで1620円。テイクアウトは店頭での注文のほかに、電話予約、各種デリバリー業者など配達サービスでも利用可能だ。来店時間によりけりではあるが、今回私が店頭で注文した際には、約10分で出来上がった。待っている間に店頭で目にすることができる、機械でチキンがローストされている様子には食欲をそそられる。

吉田チキンは百万遍交差点から今出川通を東に進み10分ほど歩く。京大北部キャンパスからも少し足を延ばせばすぐの距離だ。テイクアウト事業は開店当時から行っており、今後も続けていくという。(航)

吉田チキン
京都市左京区吉田本町26
名物ローストチキン 
4ピース 870円
※サラダは付属しません

こあの助

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【具だくさんで満足度が高く、値段も良心的】

本部キャンパスの目の前、百万遍の交差点の北西角にある「こあの助」で、本格的なタイカレーをテイクアウトできる。知らなければ通り過ぎてしまいそうな、ビルの2階にあるこの店には、京大生のファンも多い。外階段を上って店のドアを開けると、美味しそうな香りと、木製の調度が温かな印象の店内が現れる。グリーンカレーとイエローカレーが看板メニューだが、「豚角煮丼ぶり」をはじめとする創作どんぶりも評判だ。

今回チョイスしたグリーンカレーは、口当たりはまろやかで、ツンとした辛さとあとに残る異国の香りがクセになる一品である。辛さは無料で4段階から選ぶ事ができる。辛さ耐性が普通レベルの筆者には、標準より少し辛い「1」はしっかり辛く感じたが、なす、じゃがいも、しめじ、たけのこなどの具の甘みが引き立ってどんどん食べ進めてしまった。涼しいけれど夏の湿っぽさが残る秋の夜には、辛いカレーが格別に合う。部屋の窓を開けて、思い切りカレーを味わいたい。(田)

こあの助
京都市左京区田中門前町28の14吹上ビル2F
グリーンカレー 740円

Burg×Burger

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【和風ソースとハンバーグの最高の組み合わせ】

Burg×Burgerは、今出川通り白川の交差点から京大へ向かって二本目の道を南に曲がり、100メートルほど進んだところにある。お店のある道への曲がり角付近に看板が建てられているので、始めて訪れる人でも安心して行くことができる。

店内は、暗めの照明が醸し出す落ち着いた雰囲気と、絶えず流れるJ‐POPが演出する賑やかな雰囲気を兼ね備えている。色々なメニューがある中で今回選んだのは、京都らしさを感じさせる「しば漬タルタルバーグデッシュ」だ。注文をしてから焼き始めてくれるので、出来立てのハンバーグを味わえる。

タルタルソースにはピクルスが入っていることが多いが、このソースには柴漬けが使われている。そのためよく目にするものとは違ってピンクがかっており、まず見た目に驚かされる。しかし食べてみると、見た目の主張の強さに比べて柴漬けの味の主張は意外にも控えめで、ジューシーなハンバーグをほのかに和風に仕立てているのが非常においしい。漬物特有の食感も美味しさに拍車をかけている。

サラダ、ライス、スープが付いていてボリュームもあり、学生におすすめだ。予約なしでもテイクアウトできるので、ぜひ食べてみてほしい。(滝)

Burg×Burger
京都市左京区吉田神楽岡町37の2 リバティハウス101
しば漬タルタルバーグデッシュ 1070円

セカンドハウス ケーキワークス

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【秋の味覚がふんだんに詰まったケーキ】

セカンドハウスケーキワークス銀閣寺店は、今出川通り沿いにある。歩道側がガラス張りになっており、太陽光の溢れるおしゃれな店内で食べることができる。ケーキの他に、マドレーヌなどの洋菓子も扱っている。今回テイクアウトしたのは、定番メニューのチョコレートケーキと、秋のおすすめと紹介されている巨峰のショートケーキ。

チョコレートケーキは軽くてふわふわのスポンジと甘いチョコレートクリームが合わさって絶品だ。シンプルな味だからこそ飽きない、むしろ何度でも食べたくなってしまうケーキである。

巨峰のショートケーキは葡萄がたくさん詰まっていて、秋を十分すぎるほど堪能できる。巨峰は酸味よりも甘味の方が強く、果物の酸味が苦手で苺のショートケーキをあまり食べないという人でも美味しく食べられるだろう。生クリームがさっぱりとしていて、ぺろりと食べられてしまう。食欲の秋にぴったりのケーキである。

このほかにも、定番メニューから季節に合ったメニューまで様々なケーキが揃っている。今出川通りを通る際には、ぜひ立ち寄ってみてほしい。(滝)

セカンドハウス ケーキワークス 銀閣寺店
京都市左京区浄土寺西田町100の25アビタ北白川1F
チョコレートケーキ 450円
巨峰のショートケーキ 570円

五十碗四川刀削麺

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【金胡麻スープの刀削麺】

叡電元田中駅に近い東大路通沿いには、中華料理店が多く店を構えている。今回訪れた五十碗四川刀削麺もそのうちの一つで、元田中駅から南に3分ほど歩いた場所にある四川料理店だ。2020年9月にオープンしたばかりの比較的新しいお店で、店の前の看板には「パンダロボットが作る刀削麺」なる興味深い文言が書かれている。実際、厨房にはパンダの被り物がはめられたシュールな雰囲気の機械が置かれていた。

テイクアウトすることができるメニューは、刀削麺が7種類、水餃子が2種類。四川料理店に来たからには、料理名の横に括弧書きで「激辛」などと添えられている本格四川料理に挑戦しようかという考えも一瞬頭をよぎったが、辛いものが苦手な筆者は即座にその思いつきを捨て、店主の方から全く辛くないとお墨付きをもらった金胡麻担担刀削麺を注文した。実際に食べてみると、聞いていた通り辛味は一切なく、もちもちとした太い麺に香ばしい胡麻のスープがよく合う濃厚な一品であった。

麺とスープを分離してよそう容器のおかげで、20分程度持ち運んだ後でも伸びることなくコシのある麺を楽しむことができる。ぜひこの機会に、特別感ある自宅刀削麺を味わってもらいたい。(桃)

五十碗四川刀削麺
京都市左京区田中里の内町18 ラコンテ東大路 1F
金胡麻担担刀削麺 880円

喫茶フィガロ

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【レトロ喫茶のチキンカレー】

喫茶フィガロは、叡電元田中駅から東大路通を北へ5分程度歩いたところにある落ち着いた佇まいの喫茶店だ。目印は青地に白い文字で書かれた「喫茶フィガロ」の看板と、その横に立つ同じく青色の鹿の置物である。店内にはゆったりとした配置で20席程度の座席が設置され、木目調で統一された床や椅子に落ち着きを覚える空間になっている。

今回テイクアウトに選んだのは、バターチキンカレー。「そんなに辛くないですよ」というメニュー表の文言通り、辛いものが得意でない人でも美味しく食べることができるくらいの程よい辛味である。具材にはチキンの他に、玉ねぎ・トマト・きのこなどが使われており、バターが効いたまろやかな後味のおかげで、ぱくぱく食べ終えてしまった。

喫茶フィガロではカレーの他に、トースト・スイーツ・ドリンク類のテイクアウトも行っている。特にトーストは、「百食パン計画」と題して、バターやジャムといった定番の味付けから抹茶みるくやとうもろこしなどの変わり種までさまざまな味のトーストを提供している。喫茶店ならではのレトロでおしゃれな食事を、ぜひ自宅でも味わってもらいたい。(桃)

喫茶フィガロ
京都市左京区田中上大久保町
13の2ネオコーポ洛北1F
バターチキンカレー 700円

さるぅ屋

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【アボカドバーガー、鴨川のベンチにて】

さるぅ屋テイクアウト、アボカドバーガー。予想以上にボリュームのあるハンバーガーが出てきて驚いた。食べ応えのあるバンズはシャキシャキとしたレタス、トマト、玉ねぎにスパイシーなパティ、そして主役のアボカドを挟み込む。値段は1150円と単品のハンバーガーにしては少し高いが、それに納得できるだけのボリュームがある。顎の構造が許す限界まで大きく口を開けてようやく一口かじり取ると、特製ソースがあふれ出し、満足感でいっぱいだった。ハンバーガー単体でも十分満腹になるが、店頭ではお肉の追加トッピングも可能。ほかにはサンドウィッチやチキンレモンライスなどご飯もの、バナナスムージーといったドリンクもテイクアウトで提供している。

百万遍交差点から京阪出町柳駅へと延びる今出川通沿いに面しており、アクセスも良好だ。今回の取材では、店頭で注文してから商品が出てくるまでにかかった時間は15分ほど、それほど待たされることもない。そのまま西に向かい、自然あふれる鴨川デルタの中でゆったりとハンバーガーを頬張るのも乙だろう。(航)

さるぅ屋
京都市左京区田中下柳町14
アボカドバーガー 1150円

福到 FUDAO

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【パイナップルの酸っぱさはなく、上品な甘みが広がる】

百万遍の西側、今出川通りを一本北に入った静かな路地に、台湾茶専門店「福到FUDAO」がある。瓦屋根に漆喰の壁が特徴的な外観で、こだわりを感じる装飾の店内は静かで落ち着いた雰囲気だ。カウンターには見慣れない茶器の数々が並ぶ。台湾名物のパイナップルケーキを目当てに訪ねたが、冷たい鉄観音烏龍茶も試してみることにした。注文すると、目の前でお茶を淹れて貰えるので、香りと音を楽しむことができる。

パイナップルケーキは、しっとりと柔らかい生地の中に、パイナップルの果肉入りの餡が入っている。生地も餡も控えめな甘さで、ゆっくり味わいたくなるような優しい味だ。鉄観音烏龍茶は軽やかな苦みが心地よく、香り高い。パンデミックで海の向こうがさらに遠くなってしまった今日も、自宅で外国のお菓子を楽しめるのは嬉しいことだ。福到では、台湾から輸入した茶葉を販売しているほか、豆乳スープや、台湾の定番の朝食である蛋餅(ダンビン)などブランチメニューも扱っている。午前中に授業がない日には、たまには早起きをして、贅沢な朝ご飯を食べてみたい。(田)

福到 FUDAO
京都市左京区田中下柳町9の3
鉄観音烏龍茶 540円
パイナップルケーキ 270円

キッチンくじら

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【キッチンくじらの弁当(日替わり)】

京大周辺で東大路通よりひとつ西の小路に沿って熊野神社と隣接した場所にある「キッチンくじら」は、朝8時からオープンでお弁当とイートインが可能なリーズナブルな家庭料理店である。乳白色とウォールナットの温かい色みのこの店は一日ワンメニューで、この日注文したテイクアウトは和風チキンカツ弁当だった。

だしのしみ込んだチキンカツをメインに、ニンジンの油炒め、キャベツの胡麻和え、ひじきにゴーヤとツナの和え物と副菜の種類が多く、見た目の彩りが豊かで食べていて楽しい。全体的に甘い味付けで、どれもほっこりと癒される味だ。それぞれのおいしさは言うまでもない。

お弁当以外に朝ごはん、日替わり定食も提供している。公式のフェイスブックで毎日メニューが更新されるようで、過去に提供されたカツオのフライやサーモンマスタードカツ、肉団子甘酢などどれもおいしそうである。注文して数分で出てくるうえに適度なボリュームもある。栄養バランスがよく、野菜がしっかりとれるのも特徴のひとつだろう。気軽に足を運んでみてほしい。(怜)

キッチンくじら
京都市左京区聖護院山王町43
弁当 850円

龍門

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【龍門 甘辛いエビチリ定食】

岡崎通りを挟んで岡崎公園の東向にある「龍門」は、黄色い外壁に赤字の看板が特徴的な四川料理の店である。スープ以外は好きな料理をテイクアウトできるということだったので、今回はエビチリ定食を注文した。真っ赤な回転卓に座って待っている間、厨房から聞こえる中国語の会話やレジ後ろにずんと据えられた円貨を咥えるカエルの置物など、店の雰囲気も楽しめた。

中身はしっかり盛られたご飯にエビチリ、竜田揚げと春巻きを二つずつ、ザーサイ、サラダとボリューミーな構成になっている。エビチリは、四川料理の激辛のイメージとは違って甘く、辛いのが苦手な人も食べやすいだろう。エビや黒きくらげの大きな具材に甘辛いソースがしっかり絡んでご飯との相性がとてもよかった。四川というだけあって油が多く使われている分、かなりの食べ応えがあり、イートインで何品も頼むならマナー通りちょっと残しても十分満腹だろう。

メニューは大皿に一品一品盛られたものが多いが定食メニューもあり、エビチリ以外にも海鮮ラーメンやかに玉、麻婆豆腐に酢豚と種類が豊富である。オーダーしてから作って出されるまでもあまり待たされない手軽さに加え、料理の味は間違いないおいしさだったので、ぜひ龍門へ本場四川料理の味を訪ねてみてほしい。(怜)

龍門 岡崎店
京都市左京区岡崎南御所町22の10
エビチリ定食 950円

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