日仏交流150周年 記念国際フォーラム開催へ 「外国語教育」焦点に(2008.06.01)

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6月20日、京都大学百周年時計台記念館で、京都大学高等教育研究開発推進機構の主催による国際フォーラム「多極的世界観の構築と外国語教育―多様な言語文化への挑戦」が開催される。同フォーラムではグローバル化のすすむ世界情勢の中で今、多様な価値観・世界観が求められていることを重視し、外国語、特に英語以外のいわゆる「第二外国語」の教育・学習がどのように多極的世界観の構築に資するかを考える。 

当日は元フランス首相・外務大臣であるドミニク・ドヴィルパン氏が基調講演「多極的世界観の構築と外国語教育」を行い、中央大学文学部教授・三浦信孝氏が「文化的多様性と多言語主義」、京都大学大学院人間・環境学研究科教授・佐伯啓思氏が「混迷の中の世界―アメリカ一極主義から多極的世界へ」と題した報告を行った後、3人による討論が行われ、幕を閉じる。当初評論家の加藤周一氏が招かれる予定だったが、体調が思わしくなく参加が見送られたため、フランス語に精通する三浦氏が替わってパネリストを務めることとなった。日仏交流150周年を記念した同フォーラムには後援に在日フランス大使館がつき、当日は日仏同時通訳も行われる。

同フォーラムの開催に携わった人間・環境学研究科教授・大木充氏は記者説明で、京大が教養教育の目的として「文化的言語力の獲得」を掲げていることに触れ、「第一の対象は学生。言語をツールとしてしか捉えず英語教育一辺倒に傾きつつある昨今の日本の風潮に抗して、世界各国の文化・価値観を学ぶ第二外国語学習がいかに重要か伝えたい」と語った。

京大の教育についてしばしば特徴として挙げられる充実した第二外国語教育。しかし学生の中には、第二外国語学習に対して無気力でとりあえず単位をそろえればいいとする者や、第二外国語学習自体の意義に懐疑的な者も少なくない。その中で同フォーラムは3時間という限られた時間で、どのようなメッセージを発することができるのか。大いに注目されるところである。

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