望月拓郎教授 ブレイクスルー賞 日本人初の数学部門(2021.10.01)

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9月9日、京都大学の望月拓郎・数理解析研究所教授が、2022年の数学部門でブレイクスルー賞を受賞した。数学部門の受賞は日本人初。ブレイクスルー賞は、過去には山中伸弥・京大iPS研究所所長らが受賞しており、今回は基礎物理学部門で東京大学の香取秀俊教授も同時に受賞した。数理解析研究所には、「ABC予想」の証明を発表した同姓の望月新一教授も所属する。

ブレイクスルー賞は、グーグル創業者らが出資する財団が主催しており、「科学界のアカデミー賞」として名高い。物理・生命科学・数学の3分野で、画期的な発見をした研究者を毎年表彰し、賞金300万ドル(約3・3億円)とトロフィーを授与する。

望月教授は、調和束およびツイスターD加群に関する代数幾何学と微分幾何学の両分野にわたった研究によって、ホロノミックD加群の研究に大きな進展をもたらした。財団は、望月教授を「莫大な技術的・概念的な難題を克服することで、知識の境界を新たな領域へと深化させ」、「長年に渡って解明されなかった予想を究明し、この分野に完全なる基礎を与えた」と評価している。

望月教授は、京大理学部3回生から大学院理学研究科に飛び入学し、修士号・博士号を取得した。その後、大阪市立大学助手、京大理学研究科助教授・准教授を経て、2012年に教授に就任した。朝日賞、大阪科学賞、日本学士院賞などを受賞している。

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