ニュース

第1回NF全学実行委員会開催

2008.06.04

5月22日、京都大学11月祭(NF)の第1回全学実行委員会が文学部新館第3講義室で開催された。委員会では統一テーマの選定過程を改善したほか、昨年同様「学生部援助対策部会」「差別問題検討委員会」を設置。原理研究会とその関係団体を追放することも決議された。

事務局への実務委任の承認、前回決算の報告などが行われたあと、統一テーマの選定について事務局が改善案を提起した。募集・投票の期間を例年より約1カ月早め、投票所を増やし、開票は公開の場で行うことが決まった。テーマへ関与する学生を増やし、選定の透明性を確保する狙いがある。また、早く決定し広報することでテーマの認知度向上も見込まれる。

対当局としては、05年に学生部がNFの物品援助を減らそうとした経緯から、学生部援助対策部会が今年も設置された。企画に関しても、04年に「Miss & Mister Kyoto University Contest 2004」・「尼風2004」へ差別的内容を含む疑義が投げかけられた経緯をうけ、差別問題検討委員会が今年も設置された。委員会は、問題が起きた際に議論の整理や蓄積を行う。

最後に、原理研究会とその関係団体を追放する決議も例年通り行われた。原理研が警官隊を学内導入した70年(第12回NF)に始まり、39回目の追放となる。

当日の出席人数は約70名、うち事務局員が57名。事務局員以外の参加者はNF学部中間実行委員会(全学実の下部機関)関係者を含めても10数名程度であった。昨年度、テーマ変更騒動の際、全学実の参加資格が「NFに参加の意思を有するもの」とあるにもかかわらず、実質的に中間実と事務局だけで全学実が運営されていることが問題となったが、その改善がなされたかには疑問が残る。

NF事務局長は、当社の取材に「吉田キャンパス各所のNF掲示板(立看板)で告知はしていた。事務局としても善処したい」と話した。

関連記事