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昨年１２月、STUDYSWITCH株式会社が京大生と合同で制作したアプリ『Python プログラミング入門』を配信開始した。プログラミング学習の需要が高まる一方、実際に始めるには環境の準備が難しいという現状を受けて開発された。過去にプログラミング学習を挫折した人でも手軽に取り組める。

同社はスマートフォン向け学習アプリを設計・開発しており、アルバイトの学生スタッフも多く参加している。今回の開発では、京大工学部の学生スタッフが教材の執筆だけでなく、コンセプト検討などの企画編集にも関わった。２０１９年の夏に制作を開始し、昨春以降はコロナ禍によりZoomを使用して完成までこぎつけた。リモートワークでもスムーズに作業を進めることができたという。

今回のアプリは、プログラミング学習のニーズが高まる一方で、実際に学習を始めるにはパソコンの環境設定などクリアする課題が多いという状況を受け、より手軽に学習できる教材を目指して開発が行われた。アプリ内で学習するPythonは人気が高く、また書き方がある程度統一されていて読みやすいなど、初学者に適したプログラミング言語だ。アプリは３択問題のクイズ形式で学習を進めることができる。内容が進むにつれて難易度は上がるものの、最後まで解けばプログラミングの基本的な考え方が理解できるような構成だ。同社では今後、HTMLやJavaScriptなど、他のプログラミング言語の学習アプリの開発も検討しているという。

『Python プログラミング入門』はAppStore、GooglePlayから無料でダウンロードが可能だ。