夏を迎える植物たち 京都府立植物園 食虫植物展・朝顔展(2021.08.01)

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7月下旬から8月上旬にかけて、京都府立植物園で食虫植物展と朝顔展が開催された。

食虫植物展は園内西部の観覧温室で行われた。温室は周囲を池で囲まれており、全面ガラス張りの二つのドームが曲線で繋がったような目を引く形をしている。食虫植物は、その温室に入ってすぐの場所にまとめて展示された。展示スペース手前には目線より少し高い位置に吊り下げられたプランターが並び、10センチ程度に膨らんだ壺型の葉が特徴のネペンテス(別名ウツボカズラ)が植えられていた。またその奥のテーブルには、細くツンツンとした葉の粘液で虫を捕らえるモウセンゴケや、二枚貝のような形の棘のある葉で知られるハエトリグサなどが展示された。並べられた植物の中には食虫植物という攻撃的な名前に似つかわしくない素朴な見た目をしたものも多くあり、その生態とのギャップが見る人を惹きつけた。

朝顔展は園内東部の植物展示場で行われ、園全体の早朝開園の期間に合わせて朝7時から昼の12時まで様々な種類の朝顔が展示された。この展示は朝顔の品評会も兼ねており、朝顔の出展者名とともに「秀逸」や「本日の銘花」といった言葉が添えられた鉢も散見された。ピンクや薄紫といった朝顔特有の淡い色合いは、鑑賞する人々にひと時の間夏の暑さを忘れさせるような涼やかさを有していた。また、幼い頃に見た記憶の中の朝顔に比べずっと大きく形の整った花の様子は、これらの鉢植えを育てた人々の朝顔にかける思いの大きさを感じさせた。

京都府立植物園は、京都市左京区の西端に位置する日本最古の公立植物園である。総面積24万平方メートルの園内には約1万2千種の植物が植えられており、バラ園やアジサイ園といった洋風の庭園から桜林や竹林のような和を感じる樹林まで、幅広い植物を楽しむことができる。季節ごとに見頃の植物を扱う企画展も多く開かれており、今回の展示もその一環だ。植物園の開園時間は午前9時から午後5時、観覧温室の開室時間は午前10時から午後4時。8月15日までは早朝開園が行われ、午前7時半から入園することができる。入園料は一般200円、高校生150円で、温室観覧料も別途同額となっている。(桃)

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【壺のような形の葉を持つネペンテス】

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