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ワクチン 京大 通常接種開始 総長 接種呼びかけ

2021.08.01

7月24日より、京大で新型コロナウイルスワクチンの通常接種が開始している。8月4日には夏季休業期間に向けて、湊長博総長がメッセージを発表し、未接種の学生と教員に対してあらためてワクチン接種を呼びかけた。京大はこれまでの接種人数と申し込み人数について「公表しない」としている。

京大でのワクチン接種は一日3千人を定員として、これまで7月24日と25日、8月1日と8日に行われた。接種後に、脱水が原因と思われる吐き気やめまいの症状を訴える学生が多数いたことから、京大は7月27日に教務情報システム(クラシス)上で、接種当日に飲み物を持参すること、接種の前後に水分を十分に補給することを呼びかけた。通常接種は府内の14の大学の学生を受け入れて実施しているが、京大は本紙の取材に対し、14大学の名前は「公表しない」と回答した。

1回目の通常接種は9月26日まで行う予定だ。一方、現時点で接種を希望しながらも予約していない学生や教職員に対して、京大は8月28日から9月12日の間に接種するよう求めている。本紙の取材に対し、ワクチンの供給に関しては「現状、接種日ごとに必要な数の供給を受けている」としたうえで、「配分は国が管理しており、今後の供給については答えかねる」とした。また、京大関係者の接種状況に応じた今後のコロナ対応は「検討中」と回答した。

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