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特色入試の募集要項変更へ 経済学部で学校推薦導入

2021.06.16

京大は5月13日付で、2023年度以降の特色入試の募集要項を変更することを発表した。変更されるのは、経済学部と工学部建築学科・物理工学科。

経済学部では、総合型選抜を廃止し、学校推薦型選抜を導入する。2016年に特色入試が導入されて以来一貫して行っていた論文試験は廃止されるほか、共通テストにおいて、文系では世界史、理系では物理が受験必須となる。募集定員は文系15名、理系10名。各学校長が推薦できるのは文理それぞれ2名までとする。推薦要件には、TOEFL、TOEIC、英検など指定の英語技能試験における基準を満たすこと、課外活動や授業内で顕著な実績・学業成績を修めたことを含む。その他の推薦要件は以下の通り。▽経済学部の求める人物像に合致した人材として学校長が推薦する者▽大学院進学や研究に興味のある者▽共通テストで指定の科目を受験する者▽合格した場合の入学を確約する者。 

建築学科・物理工学科では、顕著な活動実績の概要を提出することが必要となる。これについて工学部は、本紙の取材に対し、「推薦要件を満たす学生をより丁寧に評価できるようにすることを意図」した変更であると回答した。

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