朽ち果てぬように気をつけて 総博特別展 文化財発掘Ⅶ「木を遺す、木を伝える—木製品の調査と保存—」(2021.06.01)

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京都大学総合博物館では、3月17日から6月27日まで、特別展 文化財発掘Ⅶ「木を遺す、木を伝える—木製品の調査と保存—」が開催されている。京大構内や岡崎国際交流会館建設地点での発掘調査で見つかった様々な木製品を展示し、木製文化財の保存の手法を紹介している。

木製品は、石器や土器と違ってすぐに朽ちてしまうため、埋没状況が整っていなければ失われてしまう。また、発掘後も腐敗を防ぐため特別な保存処理を施さなければならない。保存方法としては、木製品をポリエチレングリコール(PEG)という物質に浸しておくことで水分をPEGに置換する「PEG含侵法」や、木製品に含まれている水分を凍結後に昇華させる「真空凍結乾燥法」などがあり、木製品の状態に応じて使い分けられている。例えば、ある文字が書かれている遺物について、PEG含侵法では遺物の色が変色して文字が見えなくなる可能性があるため、真空凍結乾燥法が採用されている。

特別展では、これら以外にも、発掘調査の際に一緒に出土した土器や、博物館の所蔵する歴史的に貴重な木製品を展示している。現在、博物館の開館時間は9時30分から15時30分までとなっており、入館にはオンラインでの事前予約が必要だ。(藤)

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