京大 初の博士号取り消し 論文盗用が判明(2021.06.01)

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京大は5月25日、人間・環境学研究科の元大学院生・金晶氏の博士論文に盗用が認められたため、2012年に授与していた博士号を取り消したと発表した。京大が学位の授与を取り消すのは開学以来初となる。

19年5月、金氏が在学時に所属講座の紀要誌に発表した学術論文に対して、盗用の疑いがある旨の通報があったという。これを受け調査を行った結果、京大は20年8月に、計11カ所の出典を明記しない引用や、アイデアの無断借用が判明したと発表していた。さらに調査の過程で、金氏の博士論文「日本語と中国語の再帰代名詞について」の一部に、通報を受けた論文が転用されていたことも明らかになった。これにより、学位規程の第15条に基づき博士号を取り消した。京大は本紙の取材に対し、金氏が「深く反省している」との見解を示しているとした。また、盗用の公表時点で博士論文への転用も判明していたが、学位授与の取り消しに10カ月を要した理由について、「慎重に検討した結果だ」と答えた。

再発防止のため、人間・環境学研究科では、学位論文を調査する際に、論文剽窃チェックツールを用いた検証を必須化するほか、教員を対象に、研究倫理教育に関する講習会を定期的に開催するという。

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