変わる大学入試 共通テスト始まる(2021.1.16)

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思考力や判断力を重視


今月16、17日に、2021年度大学入学共通テストが行われる。昨年度までのセンター試験に代わり今年から導入される試験で、従来よりも思考力や判断力の評価に重点が置かれる。例年1月中下旬の2日間で行われるが、今年度は新型コロナウイルスの感染拡大による学習の遅れを考慮し、条件を満たせば1月末の別日程での受験も可能だ。

共通テストへの移行は大学入試改革の一環であり、知識や技能の評価に重点を置く従来のセンター試験と比べて、より思考力や判断力、表現力の評価を重視する。試験問題もその目的に沿って作成され、出題形式や問題内容に変化が予想される。

外国語(英語)は、センター試験では文法などの知識事項や読解能力を問う「筆記」と、聞き取り能力を問う「リスニング」が4:1の配点で構成されていたが、共通テストでは「筆記」が「リーディング」に変わり、また1:1の配点に変更される。ただし、「リーディング」と「リスニング」の配点比率は共通テストを利用する大学により異なり、京大では3:1に換算するとしている。英語では他に、文法、発音アクセントの単独での出題がなくなるほか、リスニングの音声が一度しか読まれない問題も出題されるようになる。英語以外でも、数学①の試験時間が70分になるなど、変化が見られる。 

試験はこれまでのセンター試験と同規模で行われ、今年度は53万人以上が受験予定だ。全国の大学や高校681箇所が会場となり、京大吉田キャンパスでも約2500人が受験する。新型コロナウイルス感染拡大による休校措置などで学習の遅れが出た受験生への配慮として、在学する学校の長が認めた場合、1月30、31日の別日程で受験することも可能だ。

共通テストを巡っては当初、記述式問題の導入や英語民間試験の活用などが予定されていた。記述式問題については、50万を超える答案について採点ミスを完全に無くすには技術的な限界があること、受験生の自己採点の不一致が予想されることなどを踏まえ、2019年12月に導入見送りが発表された。また、4技能の測定を目指した民間試験の活用についても、家庭の経済状況や居住する地域によって不利になる受験生が生じる可能性があるなど課題が多く、文部科学省は2019年11月に導入の延期を発表した。

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