京大生協 赤字3億円見込み 組合員に利用呼びかけ(2020.11.01)

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京大生協は9月30日、ホームページで、今年度3億円の赤字が見込まれると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大により、京大の授業の多くがオンラインに移行し、店舗利用者が減少したことが今回の経営状況の悪化の原因となった。京大生協は、組合員である学生や教職員に対し、利用促進を呼びかけた。

京大生協は、京大から福利厚生に関する業務を委託されており、食堂や生協ショップなどの基本事業で得られる黒字額を活用し、不採算事業の費用をまかなうことで運営してきた。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大により、9月末時点での利用者が、購買では昨年度と比較して56%、食堂では60%減少し、基本事業による利益が大幅に減少した。後期開講後の2週間でも、昨年度比で4割程度の利用者にとどまっている。これにより、営業時間の縮小や一部店舗の閉店、桂キャンパスにおけるパン屋などの不採算事業からの撤退を余儀なくされているという。

京大生協によると、今年度の決算で3億円の赤字が見込まれ、前年度までの累積損失金とあわせると、債務超過に陥る可能性が高まっている。京大生協理事会では、この状況を経営危機と認識し、事業再開の拡大による組合員利用の回復と、事業規模縮小による事業経費の削減、不効率・不採算事業の見直しを骨子とした経営再建計画を立案し、緊急の経営対策を実施するとしている。

また、京大生協は学生や教職員などの組合員に対し、これまでの感染症対策への協力に感謝すると述べた上で、生協店舗や食堂の利用、出資金の増資などのさらなる協力を呼びかけた。

京大生協は今回の発表の経緯について本紙の取材に対し「今回のコロナの影響は生協の存続を揺るがしかねない事態であり、正しく組合員の皆さんにお知らせしておくことが協同組合としての行動だと認識している」と回答した。また「生協の組織は組合員の皆さんのものであり、できる範囲で存続のための手立てに協力してほしい。近くのコンビニでノートや鉛筆を購入するのであれば、少しだけ足をのばして生協の店舗で購入してほしい。自分が組合員であることを意識していただければ」とコメントした。

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