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創造のプロセス知って クロックタワーコンサート開催

2008.05.16

京都大学百周年時計台記念館で、5月11日、京都大学・京都市立芸術大学共催によるクロックタワーコンサートが行われた。レクチャーコンサートともいうこのコンサートは、両大学の学術交流協定の一環として毎年春に行われており、今回は市立芸大の修士・博士課程の作曲専攻に在籍する学生が作曲した曲5曲が演奏された。

それぞれの演奏前に、作曲した学生がその曲の構想に至った経緯・曲の特徴等を解説(レクチャー)するのがこのコンサートの特色。レクチャーする作曲者が主役であり、演奏家は演奏の前後に一礼をするのみであるという点で通常のコンサートと異なる。うららかな春の午後、創造のプロセスを伝えるのが目的という一味違ったコンサートに、来場者らは酔いしれた。

《本紙に写真掲載》