対面実施の要件緩和 対策マニュアルを改定(2020.10.16)

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後期の授業について、京大は10月8日、文書を発表し、「オンライン形式を予定している科目も対面授業の再開を進める」と通知した。8月31日付の発表では、オンライン形式が困難な科目のみ対面で実施するとしていたが、今回、教室の収容率などを基準に実施を認める科目を増やす方向性を示した。10月中旬に各科目の受講者数が確定し、それをふまえて授業ごとに実施形態を判断するという。

京大は10月1日、新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた学内の活動制限について、基準をレベル2(−)から1に引き下げた。レベル2(−)では授業について、「対面授業は原則停止し、実施する場合は対策を講じる」と定めていたが、レベル1では「可能なものは通常の形式で実施し、困難な場合はオンラインと併用」に緩和される。

6日には、学内の危機対策本部が授業実施に向けた感染予防マニュアルを更新した。対面形式を認める目安として、教室の収容率を50%程度とすることを挙げたほか、出席記録の管理や消毒の徹底などを定めており、これらの対策が困難な場合は引き続きオンライン形式での実施となる。ただし、50%を超える多人数の講義でも、出入りの統制などの対策が可能であれば、実施を認める場合があるとしている。また、通学を控える学生に配慮し、授業の中継や録画配信などを行うよう求めている。今後、教員が受講者への聞き取りを行うなどして実施形態を判断し、各部局に届け出たうえで対面形式へ移行していくという。

対面授業を巡っては、6月に危機対策本部がマニュアルを策定し、これに沿って実験など遠隔形式が困難な専門科目に限って段階的に解禁された。後期の授業について、8月31日時点で京大は、前期終盤の制限を継続して一部の対面授業を実施すると発表していたが、今回、さらに拡大していく方針を示した。

後期開始時 1〜3割程度 対面授業 今後拡大へ


教務情報提供システム(クラシス)での発表や各学部教務掛によれば、後期開始時点ではほとんどの学部で、対面授業を実施する科目は1割から3割程度にとどまっている。内訳も、少人数の演習など一部の科目に限られ、多人数での講義はオンライン中心で行われているのが現状だ。今回のマニュアル改定により、対面で実施する授業の増加が見込まれる。

後期の対面授業の実施について、各部局は9月中旬〜下旬に方針を発表し、▼全学共通科目:25科目、▼文学部:46科目、▼総合人間学部:17科目、▼理学部:67科目などと通知していた。8日付で要件が緩和されたことを受け、教育学部が9日に24科目を追加したほか、医学部人間健康科学科は12日、約6割にあたる31科目を対面で実施すると通知した。なお、医学科では、進行中のすべての授業で対面形式を取り入れているという。

対面形式に移行した授業では、マニュアルに基づき、入口での消毒やアンケートフォームでの体調の報告を出席者に求めるなど対策を講じている。8日付の発表の中で平島崇男・教育担当理事は、感染状況しだいでオンライン形式に切り替える可能性があるとしたうえで、対面授業の実施により「学生相互や教員との交流機会の回復も含めた、より質の高い学修機会を確保する」としている。

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