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次期総長7月21日に決定へ 総長選 延期後の日程公表

2020.06.16

今年10月の総長交代に伴う次期の総長選考の日程が決まった。4月7日に公示されたが、新型コロナウイルス感染症の影響で、いったん延期されていた。総長選考会議が7月21日に開かれ、学内教職員による意向調査の結果を基に、次期総長が決定される。

京都大学の総長選考は、学内委員6名と学外委員6名からなる総長選考会議が学内投票の結果を基に選考を行う。まず、6月12日までに行われた学内予備投票の結果を基に教育研究評議会が学内から15名程度の候補者を推薦する。学外候補者も含めた中から選考会議が7月3日、6名の第一次候補者を選出する。7月20日には学内の意向調査が実施され、その結果などを総合的に考慮したうえで翌21日に選考会議が総長を選ぶ。予備投票を基に推薦された15名については、現時点では公表されておらず、本紙の取材に対し京大広報課は「総長候補者が決定した後に公表する」と答えている。

総長選考に関わる学内予備投票などの日程は、4月7日にいったん公示されたが、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、延期されていた。今回、学内での投票を行うにあたり、感染症対策として、投票所の消毒や換気、投票所でのマスクの着用、筆記用具の共有回避、投票時間の延長といった対策を講じているという。

京大総長の任期は6年で、7名以内の理事を任命する。総長と理事で構成される役員会は、法人予算の作成・執行など大きな権限を持つ。規程上、総長の任期が終わった際には、理事は全員交代する。

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6月16日13時30分配信

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