花山天文台 週末一般公開へ 存続の危機も 天文学の普及目指して(2020.04.16)

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京大大学院理学研究科附属花山天文台は、5月以降に土曜日と日曜日の昼の一般公開を始める。天文台の活動を広く市民に知ってもらい天文学の発展につなげるとともに、公開で得た収益を同天文台の運営のために活用するのが狙いだ。

同天文台は、これまでにも年に1度特別公開を実施したり、学生の観測実習を受け入れたりしてきたが、事前予約なしで自由に見学できる形での公開は今回が初めて。国内最長の寿命を誇る望遠鏡が見られるほか、数々の天文機器が展示され、建造物としての価値も高いとされている歴史館に入ることができる。また、今年3月で定年を迎えた柴田一成・京都大学名誉教授による講演や、45cm屈折望遠鏡を用いた星空観望会などのイベントも用意されている。入場料は大人1000円、小中高生500円で、イベントに参加するには別途料金が必要だ。当初は4月からの公開を予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて延期することが決まった。公開開始時期は未定としている。

花山天文台は1929年に設立され、太陽の観測などで大きな成果を上げてきた。見学会の開催や教育活動にも積極的に取り組み、学生や市民からは「アマチュア天文学の聖地」として親しまれている。しかし、2018年に完成した岡山天文台の望遠鏡に、花山天文台の運営費の大半が移されることが決まり、観望会や見学会の開催といった従来の活動を続けるためには、年間1000万円を独自に確保しなければならい状況に陥った。民間企業から寄付の申し出があったため、今後10年間は運営できる見通しだ。

4月16日14時配信

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