歩行訓練が簡単に 京大 新ロボット開発 (2020.01.16)

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2019年12月、大畑光司・医学研究科講師、澤田祐一・京都工芸繊維大学教授らの研究グループは、歩行学習支援ロボット「orthobot」を開発したと発表した。orthobot は、脳卒中の後遺症などにより、歩行に何らかの障害を抱えた人を対象にした、歩行リハビリテーションを補助する装着型のロボットで、一般的な歩行リハビリで使用されるKAFO(長下肢装具)にとりつけて使用する。従来に比べ簡単に操作する事ができるのが特徴だ。

大畑氏らによると、従来、歩行支援ロボットは各使用者の歩き方に合わせた補助タイミングなどの設定を、専門家が調整しなければならず、専門家のいない介護現場での使用が困難であった。しかし、orthobot は搭載された使用者の大腿部の角度を測るセンサーなどを使うことで歩行者の歩行状態を計算し、パターンデータと照合することで、設定をしなくても自動で最適なアシストを行うことを実現した。これにより、多くの現場での使用が可能になると大畑氏らは説明した。

orthobot は本体ユニットが約1.2㌕、腰ベルトユニットが約1.8㌕と軽量で、腰ベルトユニットは介助者が持つこともでき、装着者の負担が少なくなっている。また、自主設定も可能で、使用者は標準、引きずり防止、歩幅アップの3モードから、目的に沿ったモードを選べるほか、従来の通りの各個人に対する補助タイミングの手動設定も可能である。すでに実際に使用され、使用者たちの歩幅の改善や、歩行速度の上昇を示すデータも存在している。

本製品はサンコール株式会社と大日本印刷が中心となって製品化をおこない、2020年3月にフィンガルリンク株式会社を通じて販売されるという。

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