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国際交流会館 日本人学生も入居へ 留学生の生活を支援

2019.11.16

10月より、外国人研究者と留学生の宿泊施設である国際交流会館で、レジデント・アシスタントの設置が可能になった。レジデント・アシスタントとは、会館で外国人居住者と共に生活を送り、生活相談や交流イベントの開催を通じて彼らの生活を支援する日本人学生のことである。設置の理由について京大は、「会館でのより良い生活環境を作るとともに、日本人学生との国際交流の機会も期待できるため」と説明している。

すでにレジデント・アシスタント制度を取り入れている大学は多数ある。各大学で若干の違いはあるものの、主な活動内容は、居住する寮や会館の運営に関わり、留学生の日常生活をサポートすることである。謝金を支給する大学もあるが、京大では手当を支給する予定はなく、レジデント・アシスタントは留学生と同額の料金を払って居住することとなる。

国際交流会館は、今後各会館への配置人数を検討し、書類審査や面接を通じた選考を開始する。応募資格は次の通り。▼京大の学部または研究科の正規課程に1年以上在籍(留学及び休学中のものを除く)し、在学年限が1年以上ある日本人学生▼国際交流及び国際協力に関心があり、居住者が円滑に会館生活を営むよう積極的に助言等を行うことができる者▼英語で意思の疎通ができる者▼心身ともに健康である者。