吉野彰氏 ノーベル化学賞 京大卒の研究者 2年連続の受賞(2019.10.16)

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スウェーデン王立科学アカデミーは10月9日、2019年のノーベル化学賞を吉野彰・旭化成名誉フェローら3人に授与すると発表した。リチウムイオン電池の開発が評価された。日本人によるノーベル賞受賞は27人目。京大卒の受賞者は、昨年の本庶佑・高等研究院副院長に続き2年連続となった。

吉野氏と共にノーベル化学賞を受賞したのは、ジョン・グッドイナフ米テキサス大教授、スタンリー・ウィッテンガム米ニューヨーク州立大特別教授の2氏。ウィッテンガム氏は、金属リチウムを電極に用いた二次電池を作った。グッドイナフ氏は、コバルト酸リチウムを正極に用いた二次電池を考案した。吉野氏は、グッドイナフ氏が開発した電池に着目し、負極に炭素材料を用いることで、安全性を高めた。これが、現在のリチウムイオン電池の原型となった。

リチウムイオン電池の特長は、軽くて高出力であり、充電して何度も使えることだ。現在、リチウムイオン電池はスマートフォンやパソコンなど、様々な電子機器に使われている。受賞理由についてノーベル委員会は、「リチウムイオン電池は太陽光や風力などのエネルギーを十分ためることができ、化石燃料が必要ではない社会を作り出すことも可能にする」としている。

吉野氏は、京大工学部を卒業し、京大大学院工学研究科修士課程を修了した。その後、旭化成に入社し、研究者として活躍。現在は名城大教授も務める。過去には、日本国際賞、欧州特許庁欧州発明家賞などを受賞している。

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