国内最高級の鉱物を展示 総合博物館で比企鉱物標本展(2019.08.01)

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7月31日から、京都大学総合博物館で、企画展「地の宝Ⅱ比企鉱物標本」が開催されている。鉱物や鉱石標本が約600点展示され、明治から大正にかけて活躍した鉱物学者である比企忠が集めた、国内最高峰とされる鉱物コレクションを見ることができる。

京都帝国大学工学部採鉱冶金学科の教授であった比企は、生涯を通して、採掘や購入等の手段で、日本中、世界中から多くの鉱物を集めた。そのコレクションは、工学部、そして総合博物館へと引き継がれた。今回の企画展では、ほとんどの金属鉱山が閉山した現代では手に入らないとされる、比企が集めた鉱物標本が展示されている。

特別展は計四章から成る。第一章では地球を構成する鉱物の結晶を、第二章では明治、大正、昭和期の日本社会の発展を支えた、金属鉱山で採掘された鉱石を見ることができる。第三章では、比企が標本について書き残した「標本の志るべ」を基に比企の人物像が紹介されているほか、今回の企画の見所である比企が集めた貴重な鉱物が並ぶ。主な展示品は、市之川鉱山産輝安鉱や日本式双晶、岡野隕石である。最盛期の市之川鉱山から産した輝安鉱は海外に多く渡り、国内の現存数が少ない。今回展示されている輝安鉱は保存状態が良く、世界最高峰の質であるとされる。第四章では、現在行われている鉱物の研究や、比企鉱物コレクション以外の日本の鉱物コレクションが紹介されている。企画展の実行委員長である白勢洋平助教は、「比企先生が残してくれた美しい鉱物を楽しんでほしい」と話している。

企画展は11月3日まで開かれる。開館時間は9時30分から16時30分で、月曜日と火曜日は休館。入館料は一般400円、高校・大学生300円、小中学生200円、京都大学学生は無料。(凛) 

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