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21年度入試 英語能力証明書案を発表 出願資格の認定に使用

2019.05.01

2020年度から導入される大学入学共通テストの英語において民間の検定試験の成績が活用されることを受け、3月27日、京大は英語の出願資格の認定について、検定試験の成績の提出以外の方法として用いられる「英語言語運用能力証明書」の様式案を発表した。
 
京大は昨年12月14日、2021年度の入試から、英語を受験する場合、出願資格としてCEFRでA2以上を求めると発表した。CEFRは欧州評議会が2001年に発表した外国語学習者向けの指標で、A2の基準には日常的なことがらについて簡単なコミュニケーションができる等が定められている。能力の認定について京大は、民間の検定試験の成績の提出以外の方法として、在学または卒業した高等学校等の校長が作成する証明書の提出も認めると公表しており、その証明書の様式案を今回発表した。
 
証明書の作成方法について、京大が発表した文章によると、英語の教員が授業における学習状況や校内の考査・試験の結果等から総合的に評価し、それを基に校長が「英語言語運用能力証明書」を発行する。なお、出願者の留学経験なども評価の対象となる。
 
京大は今後、今回発表した様式案を修正し、今年度中に確定版を発表するという。

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