新生児、ビタミンD不足 依藤講師「日光浴などで改善を」(2008.04.16)

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依藤亨・医学研究科講師らの研究グループは、日本の新生児の少なくとも2割でビタミンDが欠乏していることなどを明らかにし、3月31日発表した。生後も、母乳で育てられた場合は欠乏の改善が遅れるという。

京都市内の産婦人科で06年5月から07年4月まで、新生児1120人を調査し明らかにした。世界的にみても過去最大規模の調査という。

新生児の出生後、ビタミンD欠乏で見られる症状(頭蓋骨の軟化)の有無を確認。症状が認められた新生児には血液検査などで再確認した。結果、病気のない正常児でも22%はビタミンDが欠乏していることが分かり、「日本の正常新生児の少なくとも2割は、受胎中にビタミンD欠乏状態にあったと考えられる。実数はおそらくもっと多い」などと結論した。

欠乏の頻度は、母体の浴びる日光量と相関するとしている。欠乏の頻度は4月出生児で最も高く、日照時間が少ない冬に骨ができる大切な時期が重なるため、と分析する。

また生後は人工乳・混合栄養で育てた場合と比べ、母乳で育てた場合は欠乏の改善がより遅れることが明らかになった。対策として、受胎中は母体が、出生後は新生児が適度に日光浴することを挙げる。ビタミンDは紫外線を浴びることで生成されるため。依藤講師は、妊娠中にビタミンDが豊富な魚の油を摂取するのが良いと紹介しつつも「食生活を変えることは大きな変化を伴うため、日光浴を勧める」。目安として、1日15分はガードをしないで日にあたることを勧める。

母乳で育てても不十分な点に関しては、「人工乳より母乳で育てたほうが健全であることは認めるが、母乳だけだとビタミンDが不足するのは確実」と見解を示した。

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