鎌倉時代の住居跡? 石敷き遺構出土 ボックス棟建設予定地から(2008.04.16)

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今年9月竣工予定の西部課外活動施設(新ボックス棟)のために行われていた埋蔵文化財調査で4月8日、鎌倉時代の住居跡と見られる石敷きの遺構が発見された。

出土したのは長さ8メートル、幅1・4メートルあまりの石敷きとその東南部に隣接する集石跡。石敷き跡は、石畳状の部分とそれに並行する石列の部分からなり、間には雨落ち溝がある。南側には、地盤強化のために石を入れる「掘り込み作業」を行ったとみられる集石跡があり、その上に礎石を載せた住居が立っていたと推測される。そのほかに井戸や柱穴、土師器の欠片が出土し、その欠片から13世紀ごろの遺構だとわかった。

石敷きや掘り込み作業など、高水準の建物であることから、大臣クラスの邸宅か寺社だと推測される。13世紀のこの地域の実力者の邸宅として、西園寺公経の「泉殿」にあたる可能性も示唆された。京都大学文化財総合研究センタ―の伊藤淳史助教は、「中世の京都の歴史を復元していくうえできわめて大きな成果」と話す。

この調査が新ボックス棟建設に与える影響について、学生センタ―では「実際の工事の進み具合もあり、全体の進捗にどこまで影響が出るかわからない」としている。

この発見に伴って、11日には遺構・遺物の一般公開と説明会が行われた。各回(12時半と13時半の2回開催)とも80人程の人が訪れ、伊藤氏の説明に熱心に耳を傾けるとともに、石敷きをはじめとした様々な遺構を食い入るように眺めていた。

《本紙に写真掲載》



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