琵琶湖疎水記念館30年に向けて ビールフェスと特別展(2018.10.01)

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9月15日と16日の2日間にわたり、京都市左京区にある琵琶湖疎水記念館にてビールフェスティバルが開催された。琵琶湖疎水記念館は来年で開館30周年を迎え、それを機に行われるリニューアルのプレイベントとしてこの催しが企画されたという。また明治改元150年特別展として、第2代京都市長で西郷隆盛の息子である西郷菊次郎にまつわる展示「西郷菊次郎と京都の近代化」も同時開催された。

今回のビールフェスティバルは、京都市上下水道局とサントリーの連携により開かれた。サントリーは一昨年から自社製品のビールに関するイベントを京都市と共同で開いていたという縁もあり、今回のイベントへの協力の依頼を快諾したという。また上下水道局の担当者は「今回のイベントでは、今まで琵琶湖疏水記念館に足を運ばなかった層の客が訪れてくれることを期待している」と説明し、リニューアルに向けて新たな層の利用客増加への意欲を示した。

イベントでは京都府長岡京市にあるサントリーの工場で生産されたビールが提供され、他にも京都の地酒や梅酒、さらに特別展に合わせて西郷の出身地である鹿児島の芋焼酎も販売された。会場となった琵琶湖疏水記念館のテラスでは立ち飲み用のテーブルなどが多く設置され、当日は多くの客でにぎわっていた。

記念館での特別展では、「京都市三大事業」で京都市の近代化を推し進めた西郷菊次郎の生涯を、菊次郎に関連する資料と写真などから迫るとともに、彼が携わった京都市三大事業及び第2琵琶湖疏水建設に関するパネル展示が行われた。展示では、菊次郎が留学生としてアメリカに派遣される際に撮影された写真や日清戦争後の台湾への赴任を通告する文書など、京都市長就任前の菊次郎について垣間見ることができる貴重な資料も展示された。

さらにイベント実施中には、これらの2つの催しに加えて琵琶湖疏水記念館に隣接する蹴上インクラインドラム工場(インクラインの操作所)も特別公開された。蹴上インクラインは、蹴上船溜から南禅寺船溜まで距離にして582㍍、高低差約36㍍の落差を克服して船を通航させるために敷設された傾斜鉄道である。船の通航にはドラム工場内部にある巻上機を使い、船を乗せた台車につないだワイヤーを巻き上げて移動させていたという。公開された工場の内部には巨大な巻上機が展示され、工場の周辺には展示のパネルを読んだり写真を撮影したりする人たちが数多く見受けられた。(湊)

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