京大 新たに給付型奨学金 在学生や院生が対象
2018.02.16
2月1日、京都大学は、京都大学修学支援基金給付奨学金を創設したと発表した。対象となるのは、2017年度以前に京都大学に入学した学生や、大学院に進学する学生で、20人前後を予定している。
日本学生支援機構の給付型奨学金では、住民税非課税または生活保護受給世帯の人、あるいは社会的養護を必要とする人を対象に24万から48万円を支給している。しかし、来年度の受給対象は、2018年度に大学(学部)、短期大学、専修学校(専門課程)に進学を予定している人、および高等専門学校3年次から4年次に進級する予定の人に限られる。そのため、大学院へ進学する学生や、すでに大学に入学している学生は応募することができない。京大に新たに設置された給付奨学金は、こうした大学院進学者や平成29年度以前学部入学者に同程度の経済支援をすることを目的としている。他の奨学金との併給も、併給を希望する奨学金の規定に反しなければ可能だ。
今回の給付奨学金は、2016年に開始された京都大学修学支援基金の使用用途の一つとして創設された。基金の使用用途や配分は学生生活委員会によって決定されており、他にも授業料免除や留学支援などに使われている。民間団体などが実施する奨学金や、京都大学が独自に行っている企業寄附奨学金(CES)は、特定の学年や学部などの条件を満たしていないと受けることができないのに比べ、大学への新入生以外と対象が広いのが特徴だ。奨学金への応募条件は、①学部2年以上又は大学院に在籍すること ②学業優秀であること(※) ③住民税非課税世帯または生活保護受給世帯である、あるいは社会的養護を必要としていること ④在学年数が修業年限を超えていないこと ⑤出願時に懲戒処分中でなく、出願を行う学期及びその前の学期についても懲戒処分を告知されていないこと、の5つである。
募集は2月22日から開始される。申請の締め切りは、在学生が3月16日、大学院の新入生は3月23日だ。奨学生候補者となった場合、6月ごろに連絡が届く。審査結果は7月中旬に通知され、審査通過者には8月と1月に分けて合計24万円の奨学金が降り込まれるという。
日本学生支援機構の給付型奨学金では、住民税非課税または生活保護受給世帯の人、あるいは社会的養護を必要とする人を対象に24万から48万円を支給している。しかし、来年度の受給対象は、2018年度に大学(学部)、短期大学、専修学校(専門課程)に進学を予定している人、および高等専門学校3年次から4年次に進級する予定の人に限られる。そのため、大学院へ進学する学生や、すでに大学に入学している学生は応募することができない。京大に新たに設置された給付奨学金は、こうした大学院進学者や平成29年度以前学部入学者に同程度の経済支援をすることを目的としている。他の奨学金との併給も、併給を希望する奨学金の規定に反しなければ可能だ。
今回の給付奨学金は、2016年に開始された京都大学修学支援基金の使用用途の一つとして創設された。基金の使用用途や配分は学生生活委員会によって決定されており、他にも授業料免除や留学支援などに使われている。民間団体などが実施する奨学金や、京都大学が独自に行っている企業寄附奨学金(CES)は、特定の学年や学部などの条件を満たしていないと受けることができないのに比べ、大学への新入生以外と対象が広いのが特徴だ。奨学金への応募条件は、①学部2年以上又は大学院に在籍すること ②学業優秀であること(※) ③住民税非課税世帯または生活保護受給世帯である、あるいは社会的養護を必要としていること ④在学年数が修業年限を超えていないこと ⑤出願時に懲戒処分中でなく、出願を行う学期及びその前の学期についても懲戒処分を告知されていないこと、の5つである。
募集は2月22日から開始される。申請の締め切りは、在学生が3月16日、大学院の新入生は3月23日だ。奨学生候補者となった場合、6月ごろに連絡が届く。審査結果は7月中旬に通知され、審査通過者には8月と1月に分けて合計24万円の奨学金が降り込まれるという。