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〈Topic’17〉千本釈迦堂の大根炊き 無病息災を願う

2017.12.16

上京区にある千本釈迦堂大法恩寺で12月8日、釈迦が悟りを開いたことを祝う「成道会」が開かれ、それに合わせて7日・8日に大根炊きが開催された。

大根炊きは、大根に釈迦や不動尊などを示す梵字を書いたものを大きな釜で炊き上げ、参拝客にふるまう行事。釈迦が悪魔の誘惑に打ち勝って悟りを開いたことにあやかり、この大根を食べると疫病退散や健康増進などのご利益があるとされている。境内では、無病息災を願って集まった人々が、熱々の大根を口に運んでいた。
千本釈迦堂は、1227年に創建された当時の建物がそのまま残っており、京洛最古の建造物として国宝に指定されている。(鹿)

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