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世界的な数学研究協定に参加 京大、国内から唯一

2017.11.16

京都大学理学研究科の國府寛司教授は2017年11月14日、5カ国間で締結された世界的な数学研究ネットワークであるGlobal Math Network協定を、8月に京大が締結したと発表した。21日から22日にかけて、ドイツのボンで協定締結記念式典が開催される。国内からは京大が唯一の参加となる。

本協定は、国境を超えて大学院生や若い研究者が交流を深めることを目的としており、京大の数学系ユニットと呼ばれる理学研究科数学・数理解析専攻、数理解析研究所が参加する。協定にはボン大学やパリ高等師範学校をはじめとする世界的に有名な5大学が加盟しており、協定を結ぶ海外大学による、博士課程に在籍する学生の受け入れが実施されるほか、博士課程の学生に向けた学術イベントが開催される。

数学系ユニットでは、文部科学省によって採択されて京都大学ジャパンゲートウェイ構想の一環として、「スーパーグローバルコース」というプロジェクトが採択されており、海外からの特別教授の招へい、大学院生の海外派遣、共同学位指導が進められている。