ヒト生殖細胞の分化の仕組 運命決定機構の解明(2017.10.16)

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京都大学大学院医学研究科の斎藤通紀教授と京都大学iPS細胞研究所の小島洋児特定拠点助教らは5日、ヒトの始原生殖細胞(精子や卵子の元となる細胞)が発生するメカニズムが他の生物と異なることを明らかにしたと発表した。
研究チームは生殖細胞の発生に関わる可能性のある遺伝子をゲノム編集(任意の遺伝子を改変する技術)により欠失させたiPS細胞(人工多能性幹細胞)を作製し、これらが始原生殖細胞に分化する際の遺伝子発現の変動を追跡することで、6種類の遺伝子の機能を特定した。その結果、マウスとヒトとでは、始原生殖細胞の発生に必要な遺伝子とそれぞれの機能や、発現する順序が異なることが判明。ヒトに特異的な運命決定(将来分化する細胞の決定)機構が発見された。
今回の発見を生殖細胞の分子形成機構の研究における基盤として、様々な生殖細胞異常による疾患や不妊などの研究の進展が期待される。

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