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総合博物館 東西縄文土器特別展 国宝の火焔型土器など展示

2017.09.16

9月9日から、京都大学総合博物館で「火焔型土器と西の縄文」が開催されている。主催は京都大学総合博物館・信濃川火焔街道連携協議会・新潟県立歴史博物館で、国宝の火焔型土器3点を含む1700点以上の縄文土器や土偶などを展示している。
火焔型土器は、現在の新潟県にあたる地域で5000年ほど前に作られていた縄文土器の一種で、炎のような装飾がついた形状が特徴的だ。2016年には、火焔型土器を含む同地域の文化財が『「なんだ、コレは!」信濃川流域の火焔型土器と雪国の文化』の名で文化庁の日本遺産に指定された。
特別展は、新潟県の博物館から集められた所蔵品の展示を中心とする第一部と、京都大学の所蔵品や京大における考古学の歴史などを扱った第二部からなる。両展示を通して、同時代における東西の縄文土器を比較できるため、もともと淡白だった西日本の土器が東日本からの縄文土器に装飾する文化の流入でどのように変化したかを見ることができる。
特別展は10月22日まで開かれる。開館時間は9時30分から16時30分で、月曜日と火曜日は休館だ。入館料は大人400円、高校・大学生300円、小中学生200円。(鹿)

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