動物の多様性を学ぶ 標本からみる京都大学動物学のはじまり(2017.07.01)

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京都大学総合博物館で6月21日から10月8日まで、「標本から見る京都大学動物学のはじまり」展が開催されている。明治から大正時代に第三高等学校で教育のために使われてきた、骨格標本や剥製を見ることができる。

展示の魅力は、現在の吉田キャンパス周辺における動物学発展の歴史的背景を知ることができることだ。京都で動物学が発展したのは、明治時代になり都が東京に移ったことで京都が寂れ、かえって教育に力を入れるようになったためだという。大正時代には、吉田キャンパス周辺で三高の他にも現在の京都工芸繊維大学など、様々な大学が集まり学びのコミュニティを形成しており、その中で標本が教育に使われた。例えば、サルの骨格標本を見ると、種による体格の差が際立つように立たせてあり、歯の形が見えるように口を開いていることから、生物学の教育に使われてきたことがわかる。「今回展示されている標本は今では京大生の教育に使う機会はなく、倉庫にしまわれているのは、少し残念だ。展示は現在の学生にとっても学びの機会になる」と理学研究科の動物学・博物館科学の教授、本川雅治氏は語った。

展示には犬、にわとりといった身近な動物の標本が多くあり、骨の姿を見ることは珍しいため、かえって新鮮だ。「身近な動物も含めて様々な標本が展示されているので、動物の多様性を感じてほしい」と同氏は言う。

この企画展では、総合博物館が20周年を迎えたことを記念し、これまでの全ての企画展示のパネルも見ることができる。(竹)

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