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病院構内実験室で火災 化学物質が発火

2017.06.16

9日の午前11時ごろ、病院構内の旧産婦人科病舎2階で火災が発生した。実験装置内の化学物質が発火し、実験をしていた院生1人が背中や腕にやけどを負った。

火災が起きた実験室では当時、薬学研究科の大学院生が実験をしていた。箱状装置内の化学物質を処理している際に発火し、器具と衣類の一部が燃えたが、建物には燃え移らなかった。火は、約20分後に他の学生が消し止めた。

今回の火災は4階建ての旧産婦人科病舎2階の実験室で発生した。同じ建物の地下1階と地上1階には放射性物質を扱う実験室があり、昨年7月に火災が発生している。京大では、昨年8月に薬学部構内でも火災が発生しており、左京消防署は9日、防火管理の徹底を求める通知を京大に出した。