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スポーツ表彰を創設 第1回、15人へ授与 体育会

2008.04.01

京都大学が、今年度よりスポーツ表彰制度を新設し、10名の体育会会長賞、5名の優秀賞が選出され、3月25日、表彰式が行われた。選考は教員5名、学生6名の選考委員会によって行われた。

同じく学生の表彰制度として2006年に開始された総長賞があり、スポーツ関係の功績で受賞をすることがあるが、表彰対象が広いため敷居が高い。スポーツ表彰制度は、スポーツに取り組む学生にとって対象が限定されているため比較的受賞しやすい制度であり、体育会全体の活性化を目的としている。この制度は3年半前から構想されていたものであったが、アメリカンフットボール部による強姦事件があったことで先延ばしとなっていたものである。

選考基準は、個人または団体での優秀な成績のほかにも、裏方としての団体への貢献、熱心な練習による技術の大幅な向上、または一般には成しえないような偉業など単純に競技成績だけでない多面的なものである。

授賞式では、吉田治典体育会会長、安藤巨騎同幹事長から賞の設立目的、経緯の説明と祝いの言葉が述べられたほか、東山副学長が祝いの言葉を述べ、受賞者に賞状と副賞が贈られた。

吉田治典・体育会会長は「京大は、学業で優秀な大学ではあるが、スポーツに精を出した人を表彰することは、スポーツに取り組む人にとって励みになるだろう」とこの賞の意義を述べた。

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