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日本電産の寄附講座開設 モーター研究の促進ねらう

2017.04.16

京都大学は1日、工学研究科電機工学専攻に日本電産の寄附講座を開設した。日本電産が、2022年までの5年間で2億円以上を寄附する。

開設にあわせて、山極壽一総長と永守重信・日本電産社長が7日に記者会見を開いた。永守氏は、「需要があるにもかかわず研究者の少ないモーターの基礎研究に取り組んでもらいたい」と寄附のねらいを説明した。寄附のほかにも、研究機器や施設の提供を検討しているという。講座の教員には、昨年度まで工学研究科の電気工学専攻で准教授を務めた中村武恒氏が特定教授として採用された。

寄附講座では、設置や運営に必要な経費を民間からの寄附で賄う。設置は「教育研究上有意義であり、かつ、本学の教育研究に支障がないと認められる」場合、部局長が決定できる。