看板撤去 川添理事が指示 事前連絡「余裕なかった」(2016.11.1)

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10月3日早朝、職員が時計台前の巨大立て看板を撤去するために破壊したことに関し、看板撤去を学生担当理事・副学長の川添信介氏が指示していたことが分かった。19日、本紙の取材に応じ、撤去の事前連絡をしなかったのは「余裕がなかった」ためだと説明した。

川添理事は、3日に予定されていた集会への対応を執行部から一任されていた。理事は2日、ツイッター上の書き込みや職員からの連絡を通じて時計台前に巨大な立て看板が設置されたことを確認し、学生や通行人の安全を確保するため、3日の1限開始前に看板を撤去するよう事務本部の職員に命じた。看板は集会のために建てられたという認識だったという。しかし、実際に看板を設置したのは、「『サル化』する京都大学を憂うゴリラ有志の会」と「中世の大学の良さを取り戻したいスコラ哲学者有志の会」という学生有志の団体で、集会を主催した団体とは別団体だった。理事は、2つの団体名を確認していたものの、事前連絡は「危険の排除を優先するため、余裕がなかった」ため見送ったと話した。
3日の午前7時半ごろ、時計台前の広場に職員約40名が現れ、立て看板の撤去を始めた。「撤去前に職員が居合わせた学生に撤去するよう通告したが、応じられなかったので撤去に踏み切った」と川添理事は説明する。職員は看板を固定するロープを切って看板を取り壊し、トラックに積み込んだ。学生がトラックを包囲して抗議し、学生と職員との間でもみ合いが起きた。双方にとって危険な状況だと判断した職員は、8時半ごろトラックから離れた。分解された立て看板は、設置者らがトラックから回収した。

設置団体から抗議の声

川添理事「対応は検討中」
看板を設置した2団体は弁護士を通じ、13日付で通知書を提出した。通知書では、今回の看板破壊が、法の定める手続によらずに自己の権利を実現する「自力救済」にあたり、看板作成者の所有権を違法に侵害すると述べられている。また2団体は17日、大学当局に対し申入書を提出した。申入書では、「看板破壊に至る経緯」や「看板破壊の責任者」を公開すること、看板制作費用の約8万円を弁償することなどを要求している。これらに対して川添理事は「大学としての対応は検討中だ」と話し、具体的な対応については明言を避けた。

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