教育の情報化を理論から再考する 情報メディアセンターセミナー(2016.10.1)

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9月20日、学術情報メディアセンターでセミナー「教育の情報化を理論から再考する」が開催された。講師には自治医科大学情報センターの淺田義和氏と新潟青陵大学福祉心理学部の木村哲夫氏が招かれ、最新のICT(※1)技術と教育への応用について語った。

淺田氏は教育現場へのICTの導入について、道具や予算を「使う」ことに焦点が当てられがちなためICTが無用の長物となってしまっており、管理体制が十分に整っていないため効果的な利用ができているわけではないと話す。理想的な教育理論を実際の教育現場に適用し、実践・改善していくためのアプローチがあって初めて、ICT導入に意義が生まれるという。「教育現場に現状としてどのような課題があるか、そしてそれを解決するのに何が必要かを見定めた上で、これまでに培われてきた教育理論を補強・補填するようなICT活用に取り組まなければならない」と淺田氏は強調した。

木村氏は、個人に対応したテストであるCAT(※2)の理論と教育現場への導入についてさまざまなデータを挙げて紹介した。集団全体の中での位置や到達度を測るだけでなく、弱点を指摘し次の学びの機会へとつなげていくことこそがテストの目的である、と述べた。

学術情報メディアセンターは月一回、各分野の講師を招いて月例セミナーを開催している。

(※1)Information and Communication Technology(情報通信技術)=通信に関する技術の総称。IT(Information Technology)とほぼ同義。ここでは、eラーニングなどの教育システムを指す。
(※2)Computer Adaptive Testing(コンピュータ適応型テスト)=項目応答理論を採用し、個々の受験者の能力に応じた問題を出題するテストシステム。一問解答するごとに能力を算出していく。

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