職員が立て看板を破壊 学生ともみ合いに(2016.10.16)

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3日午前7時半ごろ、時計台クスノキ前の広場に職員約30名が現れ、学生団体の立て看板を撤去しようとした。職員は看板を固定するロープを切って看板を取り壊し、トラックに積み込んだ。学生がトラックを包囲し抗議していたところ、職員は8時半ごろトラックから離れた。

学生課や厚生課の職員が午前7時半ごろに現れると、縦4・6㍍、横9・15㍍の立て看板の撤去に取りかかった。現場にやってくる職員からは「短期決戦だ」と叫ぶ声も聞こえたという。職員は、看板を固定するためベンチやクスノキにくくりつけられたひもを切り、看板を倒したうえで、骨組みを折ったり、板を踏み割ったりした。分解した看板を一度はトラックに積みこんだものの、学生らがトラックの発進を食い止めたため、職員と学生で激しいもみ合いが起こった。約40分が経ち、8時半ごろになると、職員はトラックから引き上げ、学生らが看板をトラックから下ろした。

今回の立て看板撤去に関して当局は5日、大学公式サイト内で「本学構内での迷惑行為について」と題した文書を公表した。「クスノキ前への危険な大型看板の設置」を迷惑行為とし、「撤去」という対応をとったと主張している。

しかし、立て看板を作成した「『サル化』する京都大学を憂うゴリラ有志の会」と「中世の大学の良さを取り戻したいスコラ哲学者有志の会」によれば、看板はクスノキを囲んでいるベンチやクスノキにロープでくくりつけられており、安全性に注意を払っていた。また、職員が撤去を試みた当初、看板は動かなかったため、職員はクスノキに登ってロープを切っていた。

当局は看板設置を、同日に開かれた集会の主催団体によるものだとしている。しかし、看板を作成したのは、実際は集会を実施した団体とは異なる有志の団体であった。

2団体は、オープンキャンパス初日の8月9日に熊野寮祭の看板が一切の問い合わせ、話し合いなしに解体されたことをきっかけに京大生の有志が設立した。今回の看板は2週間をかけて作成し、3日が開講日だったため、人目のつく時計台前に設置したのだという。

看板を設置した2団体は弁護士を通じ、13日付で通知書を提出した。通知書では、看板の破壊が原則として禁止されている「自力救済」にあたり、看板作成者の所有権を違法に侵害すると述べられている。

「表現手段うばわないで」

立て看板を作成した団体の代表
他人の創作物を破壊したのはありえないことだ。苦労して作成した看板が、無残にこわされていくのは腹立たしい。
学生が意見を言うことができなくなったら、大学としては終わりだ。学生の大事な表現手段をうばわないでほしい。そもそも、当局が学生との対話に応じず、立て看板で主張するしかない現状が問題だ。

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