ニュース

京都iCAP、投資を決定ー将来性のある企業3社にー

2016.06.01

京都大学イノベーションキャピタル株式会社(以下、「京都iCAP」)が、京都大学の研究成果を活用したベンチャー企業に対する投資第1弾として、株式会社AFIテクノロジー(以下、「AFI」)、株式会社京都創薬研究所(以下「KDDD」)及び、株式会社幹細胞&デバイス研究所(以下、「SCAD」)の3社に対する投資を2016年5月13日に決定した。投資総額は4・8億円。投資決定の理由は、それぞれの社が将来性のある事業を行っているためとしている。今回の投資のように、国立大学に対する出資事業により創設された子会社が、協調して同一企業に対して投資したのは初めてだ。

京都iCAPは、京都大学に属する研究成果や技術などを事業化する企業へ投資や支援を行うことを目的に2014年12月に設立された。具体的な企業の研究、開発内容としては、AFIが、「細胞・微生物の分離・精製を行う機器の開発」、KDDDは、「緑内障等の眼難治疾患の新規治療薬の開発」、SCADは「iPS細胞由来心筋細胞デバイスの開発」となっている。投資額のうち分けは、AFIが1・4億、KDDDが2億、SCADが1・4億である。

関連記事