育て未来の天文学者 親子ら100人天体観測(2007.06.01)

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5月19日京都大学花山天文台にて天体観望会がおこなわれた。主催はNPO花山星空ネットワーク。同NPOは柴田一成天文台長や黒河宏企名誉教授はじめ天文台のスタッフが中心となり、昨年の発足いらい観望会や見学会を企画している。

当日は約100名がシャトルバスで数回に分けて天文台を訪れ、天体に関する説明に耳を傾けたり、国内でも有数の大きさを誇る45センチ屈折望遠鏡をのぞいての天体観測を楽しんだ。参加者のほとんどが家族連れで、中高学年の小学生が多く集まった。高いはしごを上る必要があるため、最初は躊躇する姿も見られたが、大きな望遠鏡に目を輝かせ、天体に関する鋭い質問をスタッフに投げかけたりしていた。5月中旬はちょうど金星と土星が両方見られる時期で、あいにくの曇天ではあったが天文台スタッフのサポートの下、雲の切れ間から淡い光を放つ星がのぞくと参加者からは感嘆の声が上がった。金星が月のように満ち欠けして見えることを知った参加者の中からは、驚きの声も聞こえた。

花山天文台は非常に長い歴史を誇り、創立当初から広く一般にも公開されるなど、研究成果の普及と後進の育成において大きな役割を果たしてきた。天文台ドーム内の望遠鏡も随分と年季を積んでおり、現役ではあるが練習用や今回のような観望会のために用いられることが多いという。今年の天体観望会は全部で7回(天文台主催のものも含む)予定されており、小中学生などひろく一般参加者を募集する。観望会と同時に太陽や太陽系の惑星に関する講演会もおこなわれ、天体に関してはまだ解明されていない部分も多いということを話すと、参加した小学生たちは興味深そうにしていた。講演した柴田天文台長は、NPOへの参加をよびかけ「将来的にはもっと活動を広げて毎週でも観望会が開けるくらいにしたい。日本の天文学発祥の地とも言えるこの花山天文台で多くの人に星を見てもらいたい」と語っていた。

《本紙に写真掲載》

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