一般相対性理論誕生100周年講演会 相対論で宇宙を読み解く(2015.12.16)

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11月28日、一般相対性理論の誕生100周年を記念した講演会が、日本重力波コミュニティ(JGWC)により京都大学理学研究科棟で開催された。

一般相対性理論は、ドイツのアルベルト・アインシュタインにより1915年にはじめて発表された、重力の法則と時空の構造を説明する物理理論。相対論が誕生から100周年を迎えた今年、広島から弘前まで、全国15カ所で記念市民講演会が開かれ、京都会場である京都大学での講演には300人以上が参加した。

講師には中村卓史・理学研究科教授と佐々木節・基礎物理学研究所長が迎えられた。両氏はともに宇宙物理学の専門家で、その中でも一般相対論分野の権威。一般相対論とはどのようなものかという話に始まり、アインシュタインの相対論宇宙のこれからの動きについて紹介した。

講演の中で、中村氏はよくある質問として「一般相対性理論が我々の生活に何の役に立つのか」を取り上げた。例えば日本の初期のカーナビは、一般相対性理論を考慮していなかったために誤差が大きく使い物にならなかったという。カーナビやスマートフォン、携帯電話のGPSが一般相対性理論のおかげうまく機能できていることを、GPSの仕組みも踏まえて説明した。

また佐々木氏は、ビッグバン宇宙の誕生以来、宇宙が膨張し続けているということやこれからの宇宙がどうなっていくのかという展望などを紹介。「一千年後、一万年後の宇宙を予測することが宇宙物理学者たちの仕事でもある。宇宙がどうなっているかを見るために、千年後まで長生きしましょう」と参加者に呼びかけ、和やかな雰囲気で講演を締めくくった。(杏)

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