特色入試始まる 個性派難問続々と 2学部1学科で実施(2015.12.01)

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新たに導入された京都大学特色入試の第二次選考試験が11月から始まった。医学部人間健康科学科が14日に、理学部と教育学部が28日と29日に実施。人間健康科学科と教育学部の筆記試験で社会問題をテーマに取り上げ、理学部では4時間にもわたる数学の試験を課すなど、従来とは一線を画する出題が見られた。他学部他学科の試験はこれから順次行われ、3月中旬まで続く。

医学部人間健康科学科は、第一次選考合格者22名のうち欠席者1名を除く21名が受験。論文試験では、認知症患者が行方不明になったのち死体で発見されたという旨を報じた新聞記事などが提示され、そこから認知症問題の現状や課題を読み取らせた。理学部が28日に実施した数学の考査は一次合格者58名の全員が受け、さらにこれを突破した18名が翌日の口頭試問に臨んだ。数学は昨年末に公表された出題例と同様に4つの難問を4時間で解かせる構成だった。一方の教育学部でも一次合格者12名の全員が二次選考を受験。筆記課題は、若者の間に横行する薬物乱用などの問題に関して国内外の資料を参照のもと論じさせるというもので、思考力とともに英文読解力も問われる。両学部は29日に口頭試問を実施し、意欲や適性、洞察力のほかコミュニケーション能力などを審査した。

当日の試験教室付近では楽器演奏など大きな音を出す活動や、その他試験の妨げになる行為を控えるよう副学長より通達があった。また、受験生が少ないために個人が特定されやすいとの配慮から、報道機関による構内での写真撮影も禁止された。

特色入試は、高校教育と大学教育を連携させ一体的な人材育成を図るという「高大接続」の理念のもと打ち立てられた。そのため学部によっては調査書や推薦書、学業活動報告書といった書類の審査が選抜要綱に入る。また受験生の能力や学部への適性を測るため、論文試験、面接試験および口頭試問など様々な形式を織り交ぜた審査が設けられる。京都大学では前例のない複雑多様な選抜方法であり、受験生は総合的な能力を求められる。

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