食べることを見つめなおす 藤原辰史さんと津村記久子さんがトーク(2015.11.16)

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人文科学研究所が社会貢献活動の一つとして開催する人文研アカデミー文学カフェが4日、総合研究3号館講義室で開かれた。人文科学研究所准教授の藤原辰史さんと芥川賞作家の津村記久子さんが「働くことと食べること」というテーマのもとで語り合った。

2人は、食べることに人間が余計な物語を付与することへの違和感を共有するという。津村さんは、「優位性を誇示する馬乗り」を意味する霊長類学用語「マウンティング」をもじって、料理に別の物語を持ち込むことが「食のマウンティングにつながっている」と表現。「食べることを食のマウンティングから切り離したい」と話した。藤原さんは「食育において、お母さんが和食を作り継承していくといったように食が家族の物語と結び付けられていることは気持ちが悪い」と語った。

話題は、2人が共に好きだというフードコートにも及んだ。藤原さんは、フードコートを観察した時におじさんがペットボトルの料理酒を飲んでいたというエピソードを紹介し「自由で魅力的だ」と語る。津村さんも「かしわの天ぷらとサンドウィッチが一緒に食べられるような選択肢の豊富さ、自由さがフードコートの良いところだ」と話した。そして「食べることは楽しければいい。こうあるべきだという論から食べることを解放したい」と締めくくった。(小)

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