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杉万副学長が辞任 後任は未定

2015.10.01

京都大学は9月15日、学生・図書館担当理事、副学長の杉万俊夫氏が9月30日付けで辞任することを発表した。広報課によると、杉万氏は「健康上の理由で業務に差し障りがあるため」辞任を申し出たという。昨年9月30日から2年間の任期中の辞任となるが、残り1年間の任期を引き継ぐ後任理事は10月1日時点で決まっていない。なお、老朽化した寮建物をめぐる対応で交渉にあたっていた吉田寮自治会は「杉万副学長とは衝突がありつつも団体交渉の場で建設的な話し合いを進めることができた。今後も現棟の老朽化対策に関して議論を進めたいと思っていただけに残念である。次期副学長にしっかりと引き継いでほしい」とコメントしている。

また、10月1日付けで経営管理研究部教授の徳賀芳弘氏が大学基金・同窓会担当副学長、法学研究科教授の山本克己氏が法務・コンプライアンス担当副学長をそれぞれ併任する。徳賀氏は経済学研究科教授の植田和弘氏、山本氏は総合生存学館特定教授の林信夫氏を引き継いで就任したため、任期は来年9月30日までの1年間となる。