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J地下、改修工事で夏期閉鎖

2015.08.01

法経済学部本館西棟のJ地下が8月6日から工事のため閉鎖される。昨年8月の集中豪雨により発生したカビの除去のためだ。ピロティと呼ばれる共用スペースや廊下、15のサークルボックス・自習室等の壁と床のタイルを張り替える。学生に再び開放されるのは10月1日からとなる。

工事に伴い、J地下にボックスを持つサークルは8月6日までにボックスとロッカー内の荷物を段ボールに詰め運び出すように指示されている。法学部教務課によると浸水を免れた有信会と国際法学研究会には荷物の運び出しを求めていないが、床をすべて張り替えるため法学部はJ地下全体を閉鎖する予定。引越し業者が8月6日に各サークルの荷物を運び出し、工事期間中は施錠された法学部演習室に保管するという。

地下まで吹き抜けになっている西棟の堀の部分が昨年の集中豪雨で1・4㍍程浸水し、コンクリートの壁を浸透した雨水によりJ地下内は浸水した。今回の工事は夏休み中の比較的短期間で行われるため一時退去するサークルの活動の保障はない。法学部自治会によると、6年ほど前に行われた前回の改修工事は長期間にわたる耐震工事であったため活動が制限されてしまうサークルのために大学側からプレハブが提供されていた。しかしプレハブの防犯対策に限りがあるうえに設置に億単位の費用がかかることから、今回の工事ではプレハブを置かないということをJ地下のサークルが協議して決めたという。

5月中旬に法学部教務課から各サークルへ工事に関する連絡がまわり、一時退去のために必要となる段ボールが各自20箱ずつ支給された。8月中旬に工事業者が着工し9月30日には引越し業者が荷物を運び入れ、10月1日から学生に開放される。